2016年に20代の働く男性200人を対象行われたコンプレックスに関するアンケートにおいて堂々1位にランクインしたのが「低身長コンプレックス」です。
近年スウェーデンで50万人を対象に行った研究においても男性の身長と収入の間には明確な相関関係があるとの衝撃的な研究結果も出ています。
スポーツをやるやらないに関わらず収入にまで影響を与えるのであれば身長は高いに越したことはありません。
ここでは幼少期や小学性の間にして是非取り組んでおきたい低身長対策や多く摂っておきたい栄養素などを見ていきましょう。

身長が伸びるメカニズムとは?

人間の身長が延びるメカニズムはとても簡単で骨が伸びるから。ただそれだけで身長を伸ばすことができます。
体に対する負担やコストを考えなければイリザロフ法やISKD法と呼ばれる骨延長手術によっていくらでも強制的に身長を伸ばすことも可能なことからも証明されています。
ですが、延長手術にかかる費用は、700万から1000万以上かかることもザラにあります。ですので、まったく現実的ではありません。
骨の長さを延長するためには、骨と骨の間に存在する骨端線(こつたんせん)と呼ばれる軟骨を成長させる必要があります。
骨端線は、生涯ずっと体に存在しているわけではなく、男性は17歳から18歳、女性は15歳から16歳を上限として徐々に減少をしていってしまいます。
高校性以降に身長が伸びづらくなるのは、このようなメカニズムを持っているためです。
成人になった後にも成長ホルモン自体は分泌していますが、骨端線がなくなっているために身長は伸びないのです。
つまり、骨端線が成長している間にいかに骨端線の成長を促進させることができるかが身長を伸ばすためのキーポイントになります。

身長を伸ばすには骨端線を成長させることが鍵

骨端線の成長は10歳から13歳頃をピークに徐々に成長幅は小さくなっていきやがてある時期に成長はピタリと止まってしまいます。ですので、骨端線が成長している間にいかに骨端線の成長を促進させることができるが身長を伸ばす上でとても大切になります。
骨端線の成長を促すためには、以下の3つのホルモンが重要だと考えられています。


骨端線を成長させる3つのホルモン
成長ホルモン 身長を伸ばすために最も重要。
短お悪質の合成を促進し、骨を支える筋肉をつくる作用があります。
甲状腺ホルモン 骨の成長促進・細胞の新陳代謝活性化、成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。
性ホルモン 男性ホルモン・女性ホルモンの2種類があり、成長ホルモンの分泌促進、骨の成長促進作用があります。


この3つの中でも、特に身長を伸ばすために重要なのが成長ホルモンです。
成長期に成長ホルモンの分泌が停滞すると、骨を伸ばすための指令が伝達しなくなり身長が成長がストップしてしまいます。
ですので、成長ホルモンの分泌をサポートすることがもっとも効果的な低身長対策になります。
身体の機能的な問題で成長ホルモンの分泌が滞っているケースもあり、その場合は医療機関でホルモン療法を受けることで対策をすることができます。
周囲に比べて極端に身長が低い場合、身長の伸びがあまりにもゆるやかな場合は一度医療機関で受診してもらうことも視野に入れておきましょう。
もちろん甲状腺ホルモンや性ホルモンにも骨を成長させる働きがありますので、3種類のホルモンをバランスよく分泌させることが大切です。

今日からできる低身長対策!成長ホルモン分泌のカギを握る3つのポイント

子供の身長を伸ばすための対策として、もっとも大切なことは生活習慣の改善です。

対策1:睡眠時間を増やす

質のよい睡眠をとることは身体の疲れをとるだけでなく、子供の身長を伸ばすのにとても重要です。
骨の成長を促進し、身長を伸ばすことに欠かせない成長ホルモンの分泌は、良質な睡眠を取り深い催眠であるレム睡眠時に盛んに行われることがわかっています。 
もし睡眠不足が続くと、成長ホルモンの分泌チャンスが奪われ、その結果お子さんが低身長になってしまう・・という最悪の事態にもなりかねません。成長期にはできるだけ睡眠時間を多くとってあげられるよう生活習慣を見直してみましょう。

成長ホルモンは寝ている間に分泌します

対策2:食事の改善

骨が伸びることで身長は伸びますので、骨の成長に必要な栄養素をしっかりとることがとても大切です。
「これさえ食べれば背が伸びる」という食べ物は残念ながらありませんが、バランスのよい食事から豊富な栄養素をとることは必要不可欠になります。
また、こちらの2つの悪習慣は身長の成長を止めてしまうため注意が必要です。

  • 朝食を抜く
  • ダイエットをする

朝食を抜き、昼食・夕食で1日分の栄養量を補おうとしてもとうてい補いきれません。ま、た身体の正しい生活リズムを作るためにも朝食は必須です。
骨が伸びる大切な時期にダイエットをして栄養不足になると骨や筋肉の成長に著しい悪影響を及ぼし、発達障害に繋がってしまいます。
今では、小学生でも見た目を気にしてダイエットをしようとする、またはさせようとする親が増えています。
ダイエットは、いつでもできますが身長が延びる時期には限りがあります。
子供の体の成長を止めないように、しっかりとサポートをしてあげましょう。

身長を伸ばすためにカルシウムはとても大切

骨の成長には、カルシウムとカルシウムの吸収を高めるビタミンDをしっかりと摂ることが大切です。
厚生労働省の日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、カルシウムの推奨摂取量は以下のようになります


男性

女性

推定平均必要量 推奨量 推定平均必要量 推奨量
6~7歳 500㎎ 600㎎ 450㎎ 550㎎
8~9歳 550㎎ 650㎎ 600㎎ 750㎎
10~11歳 600㎎ 700㎎ 600㎎ 750㎎
12歳~14歳 800mg 1,000㎎ 650㎎ 800㎎
15歳~17歳 650㎎ 800㎎ 550㎎ 650㎎
成人 550~650㎎ 650~800㎎ 500~550㎎ 650㎎


成長期には、成長のために多くのカルシウムが必要になります。
カルシウムは単体では吸収されにくい成分のひとつで、吸収率を高めるためにはビタミンD、リン、マグネシウム、たんぱく質など様々な栄養素を同時に摂取する必要があります。
カルシウム不足による骨の成長への悪影響で、低身長になってしまうことのないようにしっかりと補うようにしましょう。

カルシウムが多く含まれている食品

普段の食事のなかでカルシウムを多く取りたい場合は、以下の食品を多くだすようにしてあげましょう。


カルシウムの多い食品
牛乳 100㎎
ヨーグルト 120㎎
しらす干し 210㎎
木綿豆腐 120㎎
小松菜 170㎎
ごま 1,200㎎
パルメザンチーズ 1,300㎎
乾燥桜えび 2,000㎎
乾燥わかめ 820㎎


野菜や、海藻類にもカルシウムは多く含有されていますが吸収率は低めです。
カルシウムを効率よく摂取するためには「含有量の多さ」を重視するのではなく「吸収されやすいかどうか」を重視する必要があります。
また、幼児期の子供の場合、食事に関して「食が細い」「好き嫌いがある」などの悩みも出やすい時期です。
幼児は一度にたくさんの量の食事を食べることができないため、3食しっかりとバランスよく食べることが重要です。
成長期の子供は下の図からもわかるように身体の成長のためにたくさんの栄養素が必要です。

成長期の子供に必要な栄養素

毎日の食事だけでは摂取量が不安な場合、成長期に必要な栄養素をカバーできるサプリや成長飲料を取り入れるなど工夫をして栄養量をカバーするようにしてあげましょう。

成長ホルモンの分泌を促す栄養素とは?

成長ホルモンの分泌を促すために効果的だと言われている栄養素がアルギニンです。
アルギニン以外にもシトルリン・オルニチン・グリシン・」トリプトファン・チロシンなどを摂ることでより成長ホルモンの分泌をサポートすることができます。
アミノ酸の1種であるアルギニンは、大人になれば体内で合成することができますが、子供のうちはうまく合成を行うことができないためサプリや食事によって補う必要があります。
アスリートなどの体を酷使する職業の方が食事に加えてサプリやプロテインによって補いづらい栄養をサポートしています。
成長期の子供の栄養も普段の食生活では栄養の漏れがあることも多いので、サプリや成長飲料をうまく活用するようにしましょう。

対策3:適度な運動

幼児期~中学生にかけての成長期に適度な運動をすることは身長を伸ばすために欠かせません。
運動によって筋肉に刺激が加えられると、成長ホルモンの分泌が促進され、体の成長をうながすことができます。

適度な運動も身長を伸ばすために欠かせない

  1. 1:適度に体を動かす
  2. 2:食欲が増進し多くの栄養を補える
  3. 3:疲れにより熟睡でき、成長ホルモンの分泌が促進
  4. 4:成長ホルモンにより骨が成長

適度な運動を取り入れることで体を成長するための好循環が起き、体の成長が加速していきます。

子供の低身長対策には生活習慣の見直しと成長ホルモンのサポートを

子供の低身長対策には、身長を伸ばすのに不可欠な成長ホルモンの分泌に影響のある「睡眠・栄養・運動」の3つの生活習慣を見直し、足りていない部分は改善するようにしましょう。
成長期には身体の成長に伴い大人と比較しても多くの栄養分が必要となります。
毎日バランスのとれた食事をとることを心掛け、不足しがちな分は成長期に必要な栄養素がしっかり配合された成長飲料やサプリを上手に活用して補うのがおすすめです。

この記事を書いている人

nobinobi-kids編集部
3人の子供を育てながら、日々子育てや子供の健康について勉強をしています。 当サイトでは、子供の成長に関わるテーマをメインに情報発信をしていきます。